虫の音が心地よく響き、夜風に秋の気配を感じる季節となりました。
秋の風物詩といえば、空が澄み渡り、月が一年の中でひときわ美しく輝く「中秋の名月(十五夜)」。
雨や雲で月が見えない場合も、雲の上には美しい月が輝いています。少しだけ日常を忘れて、お部屋を暗くし、窓辺に特等席を作ってみませんか?
お月見団子とすすき、そしてお気に入りの江戸切子を片手に過ごす、贅沢な秋の夜長をご紹介します。
夜空に浮かぶ月と、窓辺に佇む青の江戸切子
障子やカーテンを開けると、ぽっかりと浮かぶ明るい月。
窓辺にすすきを生け、深い瑠璃(るり)色の江戸切子を並べると、そこはもう自分だけのプライベートなお月見席です。
月明かりを透かした切子のカットは、昼間の自然光とはまた違った幻想的な表情を見せてくれます。
氷を入れてお気に入りのお酒を注ぐと、「カラン」と静かな夜に響く心地よい音。
窓の外の月を眺めながら、グラスの中に広がる光の屈折を楽しむのも、この時期ならではの贅沢です。
お月見団子と愉しむ、温かみあふれる赤の彩り

お月見といえば、やっぱり外せないのがお月見団子。
香ばしいみたらしのタレと、伝統のカットが施された赤の江戸切子の組み合わせは、日本の秋ならではの情緒を感じさせてくれます。

緻密なカットが美しいぐい呑みは、光を受け止めてきらめき、まるで夜空に瞬く星々のよう。
指を添えて持ち上げるたびに伝わるガラスの滑らかな質感とカットの心地よい手触りが、一日の疲れを優しくほどいてくれます。
秋の夜長に。江戸切子で楽しむおすすめのお月見ドリンク
ウィスキーや焼酎のオン・ザ・ロックス
大きめの丸氷を浮かべれば、月明かりと氷が溶け合う美しいグラデーションが楽しめます。
冷酒・日本酒
旬の秋鮭や秋刀魚、お月見団子とともに、きりりと冷えたお酒を少しずつ味わう至福のひととき。
ほうじ茶・ハーブティー(アイス)
お酒を飲まない夜も、澄んだお茶を注ぐだけで特別なカフェタイムに早変わりします。
澄んだ秋の夜、江戸切子とともに心ほどけるひとときを
忙しい日々の中で、ふと足を止めて夜空を見上げる時間。
工芸士の手によってひとつひとつ命を吹き込まれた江戸切子は、そんな静かな時間に寄り添い、何気ない夜を特別な思い出に変えてくれます。
翌月(2026年10月)は26日が満月です。中秋の名月に限らず、美しい月と江戸切子の輝きのコントラストをぜひお楽しみください。