【工芸士の創作】工芸士・植田航平の新作「彩廊」|光と色彩が連なる回廊を映し出すクリスタルオールド

【工芸士の創作】工芸士・植田航平の新作「彩廊」|光と色彩が連なる回廊を映し出すクリスタルオールド

工芸士の創作

硝子工房 彩鳳に在籍する工芸士たちが、自らの美意識と技の粋を極め、デザインの構想から一つひとつのカット、最終仕上げに至るまですべてを一貫して手掛けるオリジナル連載「工芸士の創作」。

今回は、工芸士・植田航平によるオリジナル完全新作「彩廊」。光と色彩が幾重にも連なる美しい回廊をイメージし、クリスタルガラスに緻密な菊繋ぎと八角篭目、そして色硝子へとまっすぐ伸びるカットを刻み込んだ意欲作です。作家自身が語る意匠のこだわりと、作品の見どころをご紹介します。

工芸士 植田 航平(Kohei Ueda)
工芸士・植田航平

緻密で端正なカット技術と、光の屈折・透過を計算した造形美に定評がある注目の工芸士。伝統的な古典文様をリスペクトしながらも、独自の感性を吹き込んだカット表現を探求しています。本作品「彩廊」では、図案設計から研磨・仕上げに至る全工程を自らの手で仕立て上げています。

1. 新作「彩廊」に込めた意匠コンセプト

植田航平 作 彩廊 - 硝子工房 彩鳳

「彩廊」という銘は、幾重にも重なる光と澄んだ色彩が奥へと連なっていく“美しい回廊”の情景から名付けられました。

■ 作家・植田航平 談

「光と彩りが連なる美しい回廊をイメージし、『彩廊』と名づけました。

グラス上部に施した細かな菊繋ぎは、天井から降り注ぐ光と、無数のきらめきが重なり合う情景を表現しています。

下部にまっすぐ伸びるカットは、光の先へと続く回廊をイメージしたものです。グラスに差し込んだ光が籠目を通り、深く澄んだ色彩の奥へと進んでいく。そんな光に包まれた回廊の景色を、一つのグラスに映し出しました」

グラスを傾けると、上方から降り注いだ光がガラス内部で反響し、どこまでも続く壮麗な回廊を歩んでいるかのような奥行きと静謐な高揚感をもたらしてくれます。

2. 「菊繋ぎ」「八角篭目」「回廊のカット」が織りなす光の道筋

「彩廊」の最大の技術的見どころは、上部の緻密な煌めきから中央の帯を経て、下部の澄んだ色硝子へと視線と光を導く見事なカット構成です。

天井から降り注ぐ光を映す「細やかな菊繋ぎ」

グラス上部から中腹にかけて贅沢に刻み込まれたのは、江戸切子屈指の高度な技法「菊繋ぎ文様」。交差する極細のラインが光を捉えて細かく乱反射し、まるでドーム状の吹き抜けから無数の光の粒が降り注ぐような眩い煌めきを放ちます。

光を中継するアクセント「八角篭目」

クリアガラスと色ガラスが交わる中央部には、帯状に端正な「八角篭目」を配置。上部から降り注ぐ細かな光を一度受け止め、下層へと渡す光の中継点として美しいアクセントを添えています。

色彩の奥へと視線を誘う「回廊の直線カット」

篭目を通り抜けた先には、底へ向かって真っ直ぐに伸びる力強い縦のカット。差し込んだ光が太い柱のようなラインを通って鮮やかな色硝子の奥へと抜け、深く澄んだ色彩を美しく際立たせます。

彩廊のカット詳細 菊繋ぎから八角篭目、そして下部の回廊へと光が抜ける緻密なディテール

3. 最高級クリスタルガラスと選べる3つの色彩(金赤・金紫・翡翠)

「彩廊」の素地には、高い透明度と屈折率を誇る上質なクリスタルガラスを採用。重厚な手持ち感とともに、注がれた琥珀色のお酒や氷を一層美しく引き立てます。

カラーバリエーションには、それぞれ異なる情景を宿した3つの格調高い色彩をご用意いたしました。

  • 金赤(きんあか): 純金を溶かし込んで発色させる華やかで高貴な赤。晴れやかな慶びと温かみのある光を放ちます。
  • 金紫(きんむらさき): 深みのある上品な紫。大人の落ち着いた晩酌時間を優雅に演出する気品あふれる色合いです。
  • 翡翠(ひすい): 瑞々しく澄み切ったエメラルドの輝き。差し込む光が爽快感と深みを見せてくれます。

一人の工芸士が最初から最後まで全神経を注ぎ込んで仕立てた、二つとない手仕事の結晶。自分への一生モノの相棒としてはもちろん、門出を祝う特別な桐箱入りのご贈答品としても格別の存在感を放ちます。

彩廊 金赤 彩廊 金紫 彩廊 翡翠

4. 彩廊 商品詳細・ご注文

工芸士・植田航平が一つひとつ丁寧に刻み上げ、専用の桐箱に納めてお届けいたします。

江戸切子工房 彩鳳

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