江戸切子の最大の特徴である表面に刻まれた緻密な文様。それらは単なる装飾ではなく、古くから日本に伝わる「吉兆(良いことの前触れ)」を願う意味が込められています。
贈り物を選ぶ際、その文様の意味を知ることで、お相手への想いをより深く形にすることができます。ここでは、代表的な14種類の文様の意味と、ふさわしいお祝いのシーンを詳しく解説いたします。
江戸切子の伝統文様一覧
菊繋ぎ(きくつなぎ)
【意味】不老長寿、繁栄、喜びが繋がる
菊の紋様が細かく連なる様子から、長寿と繁栄を願う最高級の文様です。職人の極めて高度な技術を要するため、深い敬意を表す贈り物に最適です。
おすすめ:還暦・古希などの長寿祝い、特別な記念日、金婚式


八角篭目(はっかくかごめ)
【意味】魔除け、末広がりの幸福
竹編みの籠の目を模した文様は、邪気を払う「目」とされ、古来より魔除けとして親しまれてきました。八角形は「末広がり」で縁起が良いとされます。
おすすめ:厄除け、新築祝い、お守り代わりのギフト


七宝(しっぽう)
【意味】円満、調和、絶えないご縁

麻の葉(あさのは)
【意味】健やかな成長、強い生命力

矢来(やらい)
【意味】魔除け、家内安全

魚子(ななこ)
【意味】子宝、多産、豊かさ

笹の葉(ささのは)
【意味】生命力、根強さ、誠実

市松(いちまつ)
【意味】子孫繁栄、事業拡大、永遠

菊篭目(きくかごめ)
【意味】高貴、長寿、魔除け

菱(ひし)
【意味】無病息災、子孫繁栄

桜・富士桜(さくら・ふじざくら)
【意味】新たな門出、精神の美、繁栄


葡萄(ぶどう)
【意味】子宝、豊穣、一族の強い絆

菱鱗(ひしうろこ)
【意味】厄落とし、再生、身を守る

まとめ:文様選びに迷ったら
江戸切子は、複数の文様を組み合わせて作られることも多いです。迷われた際は、文様の意味だけでなく、直感的に「美しい」と感じる感性でお選びいただくことも、心のこもった贈り物になります。
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