江戸切子職人インタビュー: 浅野氏が語る「ガラスを削る喜び」と広がる表現の世界
1. なぜ江戸切子職人になったのですか?
浅野氏: 私が江戸切子職人を目指したのは、ガラスを削るという作業が好きだったからです。ガラスという素材は削ることで驚くほど多様な表現が可能になり、その過程が私にとって非常に魅力的でした。その中で江戸切子の伝統的な技術に触れ、その奥深さに惹かれて、この道を進むことを決めました。
2. 江戸切子の魅力を教えてください
浅野氏: 江戸切子の魅力は、伝統的な技法や紋様を使用しつつも、表現の幅が非常に広いところにあります。職人ごとに個性があり、それが作品に反映されるため、同じ技法を使っていても全く異なる作品が生まれるんです。また、江戸切子を日常的に使うと、日々の生活が豊かになり、気分が上がるところも魅力だと思います。
3. 個人的に好きな商品や文様を教えてください
浅野氏: 私が好きな商品は、M-8573シリーズとM-086です。これらの製品は、形やカットの美しさに加え、色合いが素晴らしいです。特にM-8573シリーズは、ブルーピンクとピンクグリーンの色味が美しく、どちらも手に取るたびにその美しさに見惚れてしまいます。M-086も同様に、独特のデザインとカラーリングが印象的です。

▶︎ M-086

4. 江戸切子を買いたいお客さんに商品を勧めるなら?
浅野氏: 江戸切子を初めて購入される方や、贈り物としてお探しの方には、M-7528シリーズをおすすめします。シンプルなデザインでありながら、カラーバリエーションが豊富で、多くのシーンにマッチします。ギフトとしても選びやすい商品ですので、どんな方にも喜ばれると思います。

5. 最近の江戸切子についてどう思いますか?
浅野氏: 最近の江戸切子は、色のバリエーションが増え、個性的なデザインが多くなってきたと感じます。特に、これまでになかったようなマニアックなデザインも登場しており、江戸切子の世界がどんどん広がっている印象です。こうした進化は、新しいファンを惹きつけ、江戸切子の未来をさらに明るくしていると思います。
浅野さんのインタビューから、ガラスを削ることに対する情熱と、江戸切子が持つ多様な表現力への深い理解が伝わってきました。彼が手掛ける商品は、伝統を大切にしつつも、新たな美しさを追求する姿勢が反映されています。これからも、江戸切子の進化と共に、彼の作品が多くの人々を魅了し続けることでしょう。
