江戸切子職人インタビュー:
細小路圭が語る美へのこだわりと新世代の挑戦
江戸切子伝統工芸士:細小路圭についてはコチラ
1. なぜ江戸切子職人になったのですか?
細小路: 自分の手で美しいものを作りたいという思いが強く、その夢を実現するために江戸切子の職人を目指しました。江戸切子の美しさには特別な魅力があり、その一部を自分の手で作り出せることに大きな喜びを感じています。
2. 江戸切子の魅力を教えてください
細小路: 江戸切子の最大の魅力は、ガラスの透明感とカットの輝きにあります。他の素材では決して出せない、独特の品格と美しさがあります。光を受けて反射するカットの美しさは、まさに職人技の結晶であり、その輝きは見る人を魅了します。手に取るたびに新たな発見があるところも、江戸切子の魅力です。
3. 個人的に好きな商品や文様を教えてください
細小路: 私が特に好きなのは「花切子」です。花のように繊細で美しいカットが施されており、見るたびにその美しさに感動します。花切子は、伝統的な技法とデザインが見事に融合しており、江戸切子の持つ可能性を感じさせてくれる作品です。
4. 江戸切子を買いたいお客さんに商品を勧めるなら?
細小路: 私がおすすめするのは、8573シリーズです。このシリーズは、色やカットが非常に新しく、価格も手頃でバランスが良いです。自分用としても、贈り物としても使いやすいデザインなので、多くの方に喜ばれると思います。特に初めて江戸切子を購入する方にも、取り入れやすい一品です。
5. 最近の江戸切子についてどう思いますか?
細小路: 現在、江戸切子の世界では、職人が新しい世代に移り変わる時期に来ており、非常に面白い状況です。挑戦的なデザインや、新しい試みが次々と生まれており、デザインの幅も広がってきています。こうした新しい動きが、江戸切子にさらなる魅力を与えていると感じます。これからも伝統を守りながら、新しい可能性を追求していくことが重要だと思います。
まとめ
インタビューから、江戸切子に対する深い愛情と、伝統を守りながらも新しい挑戦を楽しむ姿勢が伝わってきます。彼の作品には、職人としてのこだわりと美への追求が詰まっており、これからも多くの人々を魅了し続けることでしょう。新世代の江戸切子がどのように進化していくのか、その未来が楽しみです。