江戸切子職人インタビュー その4 │硝子工房 彩鳳

江戸切子職人インタビュー その4 │硝子工房 彩鳳

江戸切子職人インタビュー
松崎愛子が語る日本の伝統美と創造の喜び

1. なぜ江戸切子職人になったのですか?

松崎: ものづくりには幼い頃から興味があり、特に日本の伝統文様に魅力を感じていました。学生時代にガラス工芸を学んでいたときに、初めて江戸切子に触れ、その美しさに一瞬で心を奪われました。和の文様がガラスに繊細に刻まれ、光の反射でさまざまな表情を見せる様子に、強く惹かれました。自分がこの美しさを作り出すことができる職人になりたい、そう思ったのが江戸切子職人を目指したきっかけです。

2. 江戸切子の魅力を教えてください

松崎: 江戸切子の最大の魅力は、光の反射や見る角度によって、カットされた模様がさまざまな表情を見せることです。職人の技によって生み出されるカットは、見る人によって異なる美しさを発見させてくれます。同じグラスでも、昼間の自然光の中で見るときと、夜の柔らかな照明の中で見るときでは、全く違った輝きを放つんです。その一瞬一瞬の変化が、江戸切子の奥深さであり、飽きることのない魅力です。

3. 個人的に好きな商品や文様を教えてください

松崎: 私が特に好きなのは、七宝文様です。この文様は、円が無限に連なり、永遠の調和と繁栄を象徴しています。その形自体に意味が込められているところが素晴らしいと思います。江戸切子の技術で七宝文様が刻まれると、光がその円の中で踊るように反射し、まるで生きているかのような動きが感じられます。伝統と現代が融合したデザインとして、七宝文様はとても魅力的です。

「七宝文様を使った人気の江戸切子」
https://saihou.net/products/m-8573-bp

 

4. 江戸切子を買いたいお客さんに商品を勧めるなら?

松崎: 初めて江戸切子を購入される方には、M-515シリーズをおすすめします。このシリーズはシンプルでありながら、華やかさを兼ね備えたデザインが特徴です。過度な装飾がない分、江戸切子の繊細なカット技術が際立ち、どんなシーンにもマッチします。特に、食卓を彩るアイテムとしても使いやすく、プレゼントにも最適です。手に取るたびに、その洗練された美しさに心が満たされることでしょう。

M-515-3:https://saihou.net/products/m-515-3
M-515-B:https://saihou.net/products/m-515-b
M-515-R:https://saihou.net/products/m-515-r
M-515-V:https://saihou.net/products/m-515-v

5. 最近の江戸切子についてどう思いますか?

松崎: 最近、江戸切子の名を借りた粗悪なコピー品が市場に出回っていることに非常に困っています。これらの製品は価格が安く、一見すると本物に見えますが、伝統技術や品質が伴っていません。こうした模倣品が増えることで、江戸切子の本来の価値が損なわれてしまうのではないかと危惧しています。私たち職人は、伝統を守りつつ、真の価値をお客様に伝えていく努力を続けなければなりません。江戸切子の持つ本当の魅力を理解し、支持してくださる方々に、その価値が正しく伝わることを願っています。

まとめ

インタビューを通して、江戸切子に込められた深い思いやその魅力を改めて感じることができました。彼女の職人としての情熱と誠実さが、江戸切子という伝統工芸品の未来を支えていることは間違いありません。江戸切子を手に取る際は、その背後にある職人の技と心を感じていただければと思います。

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