なぜ彩鳳はソーダガラスにこだわるのか:江戸切子解説⑤

なぜ彩鳳はソーダガラスにこだわるのか:江戸切子解説⑤

なぜ「硝子工房 彩鳳」はソーダガラスにこだわるのか

前編の記事はこちら: クリスタルガラスとソーダガラスの違いとは?(解説シリーズvol.4)

前編では、クリスタルガラスとソーダガラスの素材的な違いをご紹介しました。今回の後編では、「なぜ私たち硝子工房 彩鳳がソーダガラスにこだわるのか?」という点を深掘りしていきます。

江戸切子が高価な理由とは

江戸切子はすべてが職人による手作業。量産品ではなく、ひとつひとつに技術と想いが込められています。そのため価格が高くなるのは当然ですが、それだけの価値があります。

当工房では国産の本クリスタルガラス(酸化鉛24%以上)および、国産高品質のソーダガラスのみを使用しています。中国製などの安価な硝子素材は使用していません。

※市販の切子グラスで価格が極端に安いものは、機械カットまたは海外量産の製品であることが多く、職人による江戸切子とは異なるものです。

ソーダガラスの魅力と私たちのこだわり

① 軽さと扱いやすさ

ソーダガラスはクリスタルガラスよりも軽量なため、日常使いに向いています。特に贈り物としては「軽くて割れにくい」点で非常に好評です。

② 価格を抑えながら高品質を実現

材料費を抑えられる分、お客様にお求めやすい価格で提供が可能になります。とはいえ、私たちは妥協しません。ソーダガラスでも職人の技術でクリスタルに負けない輝きを引き出します。

③ 職人が全行程を担当

磨きまでを含めて一人の職人が担当するのが彩鳳流。特に「手磨き」の工程は時間と集中力を要し、職人技の真骨頂ともいえる部分です。

素材よりも、「どう活かすか」

クリスタルガラスが悪いというわけではありません。どちらが良い・悪いではなく、「その素材の良さを最大限に引き出す技術」が大切なのです。

硝子工房 彩鳳では、ソーダガラスの魅力を活かしたものづくりを行い、日常にも特別な時間をお届けできる作品を生み出しています。

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